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Step1: |
冷却したいワークについての情報を集めます |
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● 被冷却物の比熱(J/Kg・℃) |
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● 被冷却物の重量(Kg)
● 温度差(冲)(ワークの温度から目標温度を引いて求めてください。)
● 冷却時間(Sec) |
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Step2: |
単位時間当たりの熱量を求める計算式にStep1の数値を代入します |
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熱量(W) = |
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重量(Kg)×比熱(J/Kg・℃)×温度差(△t) |
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冷却時間(Sec) |
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Step3: |
安全率と型式選定 |
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@ |
Step2で算出した熱量(W)を基にして、ロスを含めた総発熱量(W)を求めます
型式の選定にあたっては被冷却物の形状、コルダー又は被冷却物の位置等によるロス(効率60〜80%)を考慮します。また、周辺温度以下に被冷却物を冷却する場合、被冷却物が周辺環境から受ける熱も考慮してください。 |
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※コルダーから発生した冷風(熱量)がすべて被冷却物に吸収されることはありません。
※ロスを含めた総発熱量(W)=Step2で算出した熱量(W)÷効率(0.6〜0.8) |
A |
使用できる圧縮空気圧力を確認し、コルダーの機種を選定します
供給可能な圧縮空気圧を入力し、リストボックスからコルダーの機種を選択することで供給圧力下における機種毎の冷却能力がわかります。最適な機種を選定してください。 |
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※圧縮空気の圧力は元圧でなく末端圧です。
※コルダー各機種毎に各使用圧力下での空気消費量をご確認ください。 |
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熱量算出例 |
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Step1: |
●被冷却物の比熱(J/Kg・℃) → 被冷却物:鉄、比熱:460(J/Kg・℃)
●被冷却物の重量(Kg) → 1Kg
●温度差(冲) → ワーク温度:50℃ − 希望冷却温度:30℃
= 温度差:20℃
●冷却時間(Sec) → 40秒 |
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Step2: |
熱量(W) = |
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1(Kg)×460(J/Kg・℃)×20(50-30) |
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= 230(W) = 必要変換熱量 |
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40(Sec) |
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Step3: |
@ |
Step2で算出した熱量(W)を基にして、ロスを含めた総発熱量(W)を求めます |
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(ここでは、ロスの係数を0.7として計算しています。)
ロスを含めた総発熱量(W) = 230 ÷ 0.7 ≒ 329(W) |
A |
使用できる圧縮空気圧力を確認し、コルダーの機種を選定します |
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圧縮空気圧力が0.7Mpaの時、185-65SVでは330(W)の冷却能力があります。
また、圧縮空気圧力が0.6Mpaの時では、190-75SV→374(W)を選択できます。
なお、上記ケースでの空気消費量は185-65SVの場合375g/分、190-75SVの場合541g/分となります。 |
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最後に |
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上記において求められた必要変換熱量は、計算式に基づく値です。
実際には、輻射熱など様々な要素が複雑に影響するため、この値はひとつの指標とみなしてください。また、コルダーと被冷却物間の距離や被冷却物の大きさ、形状によっては、相応の冷却ロスが見込まれます。
私どもでは、過去の経験と実績から状況に即したアドバイスも可能です。
お問合せやご要望がありましたら「リクエスト・フォーム」へご記入のうえ、送信ください。 |
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必要変換熱量とコルダーの冷却能力があまりにかけ離れている場合
冷却目的が、被冷却物の雰囲気温度までの冷却、放熱ならば、弊社製品「ライン・ブロー」や「ラウンド・ブロー」を使用して大量のエアーを直接吹きつける方法が有効です。 |
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